やさしい曇り空

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

水色の海に

もしかしたら明日は楽しいかもしれないと
思うことができる日は
完璧に晴れ渡った空の下で
好きなうたを口ずさみながら
海に溶けてしまいたい
透明な水色の海に

スポンサーサイト
  1. 2006/08/30(水) 12:57:42|
  2. |
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:4

両眼

何物をも瞬時に凍らせる温度が
左の眼にある

何物をもあたたかく抱きたくなる熱い温度が
右の眼にある


両眼で見た世界をどうすることもできなくて
眼を瞑り
立ち去るだけ
いつも

  1. 2006/08/30(水) 01:38:30|
  2. |
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

発光ダイオード

うまくはいかないと知ってる
同時にもしかしたらと思う


扉を閉める手で
小さな抜け穴を作る


左手で粉々にして
それでも
右手はすくい上げてみたかった


発光ダイオードの信号
もう熱くはないんだね
空気ににじまない
赤に 青に
そのまま空気を刺して

  1. 2006/08/25(金) 01:58:00|
  2. |
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:4

水平線

見える限りの丸みを帯びた海の果て
水平線
空と海とを分ける線


果てしなく思える両者をここに区切って
私は安心する


行き止まりの線は海を目で追う私を遮り
もうここまで見たら追ったなら
もういいんだと言ってくれる


限りないものに限りをつけて私は前に進む
本当はその向こうにもまだ海が続くと知っていながら


もういいんだと思わなければ
ここから立ち去れないから

  1. 2006/08/19(土) 01:21:41|
  2. |
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:5

ひらひらひら

透明な川に足を浸して
空を眺める あおい空
空気甘く不思議な形の白い雲


足もとに茶色い蛾の羽
片方だけひらひら水面に踊る
小さなまあるい玉模様
流れる水とせき止める石の狭間で
どこにも行けず
じっともできず
ひらひらひら ひらひらひら


身体は何処に行ったの
もう一枚の羽はどこ
ひらひらひら ひらひらひら


一生懸命に生きたもののなれの果て
水面の光に笑い流れと石に戯れる
ひらひらひら ひらひらひら


 


蝶は綺麗に見えたけど蛾は苦手だった
鱗粉が手に付くと思うと少し怖かった


それでもこの羽は美しくて
命が消えた悲しさを越えて美しくて



明るいメロディーを口ずさむ
ひらひらのリズムに合わせて


ひらひらひら ひらひらひら




  1. 2006/08/14(月) 02:07:39|
  2. |
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:4

やさしい歌

世界が壊れる時
極限の戦争時
人間が人間でなく動物になるとき
ただの一滴の水を求めて殺しあう


平凡にみえる極限状態に張りつめた社会
ここはあきらかに非常時で
自分の災いを避ける為ならなんでも平気で見殺しにする
人間は人間の枠からはみ出し溶け出し
殺し合う動物に変わってしまった
親が子を殺し子は親を殺し
自分で自分を殺し
みえない武器で他人の心を殺し


戦争は目に見えて戦争だから
戦争は戦争が終れば終るのだろう


狂ってしまった世界は何がはじまりで
どこが終わりなのかもわからない
どうすればいいのか誰も知らない答えを持たない


やさしい歌を聞くと泣きたくなる
どんなときも人間でありたいのに

  1. 2006/08/11(金) 20:02:52|
  2. |
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

とてもさみしいから

不思議色の月
輝く透明な闇
叫ぶ虫のこえ
とてもさみしいから


約束はしないほうがいい
守れなくなる人も
守って貰えなかった人も
悲しくなるから


本当はもういちどしたい約束
微かに小指を動かしたままで
見えないように隠して
単なる自分の不安を
重荷に変えてしまってはいけない


「何も求めないあなたは悲しくはないのですか」
硬く透明な半月に問おう
とてもさみしいから

  1. 2006/08/06(日) 01:43:06|
  2. |
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:3

オレンジの灯り

どこを見渡しても一人だった


ベランダに出て
高速道路のオレンジの灯り
いつまでも見てた


それでも柔らかに風が流れて
やさしい顔になれた
だけど風は気まぐれで
いつも吹いてはくれない


あまい綿菓子の大きな袋に
風をすくって閉じこめる


そっと抱きしめれば
袋に詰まった甘い匂いと優しさが
身体に染みてきて
安定した分子の状態になれた


風はどこにも行けなくて
私の友達になった


ある日気がついたら
口を閉じた輪ゴムは
切れてしまっていた
甘い空気は風にもどって
どこかに行ってしまった



ベランダに出て
高速道路のオレンジの灯り
いつまでも見てた

  1. 2006/08/01(火) 01:11:41|
  2. |
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:8
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。

-天気予報コム- -FC2-