やさしい曇り空

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ダンゴムシ


ダンゴムシダンゴムシ
七つの節に十四の脚よ
節の間のやわらかな
膜があるから丸まれる

進むことと守ること
守ることと進むこと

やわらかな膜を硬くしてはいけない
誰が笑おうが大事な事なんだ

無防備なお腹を食いちぎられないように
無防備なお腹を食いちぎられないように


生態系が少し狂うと
地球は段々すごいことになるらしい


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  1. 2011/11/25(金) 11:02:56|
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夕暮れの歩道

夕暮れに背を向けて
錆びたフェンスの歩道をお婆さんが歩く
笑うでも怒るでもなく
ただただ前にお婆さんは歩く

ちょっと反り返り気味の首に
やわらかなピンクのマフラー

その手には犬の綱を持ち
犬はピンクの服を着る

犬は年老いている
犬は前に歩く
少し登り坂になった道を
無表情にただただ歩く

夕日がとても美しい



  1. 2011/11/25(金) 06:58:08|
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すすきの道

日差しがとまって燃えあがる
やわらかな穂は金の炎

風になびきもどり
風になびきもどり
おどる炎 燃える
燃える炎おどる

ゆらゆらとハタハタと
くるくるとハタハタと
振れ振れよ金の旗

独り名も知らぬ道を行く
足止まりそなランナーに
沿道炎の旗を振れ





  1. 2011/11/22(火) 00:48:43|
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生きようとする声

病院の待合室に
赤ちゃんの声がする
今日は何かの講習でもあるのか
あっちからもこっちからも赤ちゃんの泣き声が聞こえる

赤ちゃんの欲求は単純で強い
赤ちゃんは自分に必要なものをしっかり解っている

小さい身体のすべてを震わせて赤ちゃんが泣く
渾身の泣き声は生きようとする雄叫びだ


おくるみにくるんたからものを
若いママたちは愛おしく微笑んで抱く
おくるみの上から優しく背中を叩く

椅子の並ぶ会計で背中を丸めたお婆さんが
目を細めて赤ちゃんを見る
覗き込んで赤ちゃんを見る




  1. 2011/11/11(金) 14:41:51|
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進む

茶色に濁る川の
川面は滑らかに光を反し
小さなゴミがすぅと流れていく

鴨の群れが同じ方を向いて進む
ツイッ ツイッ と進む
ツイッ ツイッ ツイッ と進む

川沿いの道の渋滞を
鏡のような水面を眺めながら
私もまたツイッ ツイッ と進んで行く
カーラジオから賑やかな声が
今日もまた気温が下がりそうだと言っている
  1. 2011/11/10(木) 21:48:22|
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伊勢神宮

理由のわからない畏怖
身体が感じる直感

薄い刃物の刃に触れそうな
もうすぐチリリとした感覚がくる予感
意識が限界まで垂直に吊り上げられている感覚
私は太い幹に伝いに視線を天に向ける

説明できない違う世界を感じて
閉ざされた世界だけではなかったと
心が洗われていく




  1. 2011/11/10(木) 06:32:55|
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山肌に風が吹く

山肌に風が吹く
雑木林に生きる木の幹は揺るがず
伸ばした腕でバランスをとる

山肌に風が吹く
真っ直ぐな杉の幹は揺るがず
ぎゅっと腕を縮こませ力を込めて天を見る

山肌に風が吹く
竹は頭を振りしならせ
風をやり過ごす

それぞれがそれぞれの方法で
しっかりとそこに立つ



  1. 2011/11/08(火) 22:09:41|
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高速道路の両端に
ウスバカゲロウの卵が並んでいる

とても白くて美しい
夜になるとオレンジ色に光っては
見る者を惑わせる

蟻地獄に落ちるのは誰だろう





  1. 2011/11/07(月) 23:28:22|
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雨という字

雨 雨 雨 雨

何度も同じ字を書き連ねると
雨という字は
本当に「あめ」と読むのかわからなくなる

何度もただ書くという事に没頭すると
自分のしている事がわからない

落ち着いて怖がらないで
ゆっくり息をして
目を瞑って雨の匂いを思えば

軒先からも
その手に持つ傘からも
滴るしずく

「あめ」は 雨 でいい



  1. 2011/11/04(金) 20:12:49|
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それなのに

自分の荷物を自分で運ぶ
それは当たり前で当たり前すぎて普通のこと

けれども今日はあなたの荷物を私が運び
私の荷物をあなたが運ぼう

当たり前の昨日と労力は同じ
それなのに

あなたがそばに居ることがうれしい
あなたが私の荷物を手伝ってくれることがうれしい
私があなたのそばに居られることがうれしい
あなたの荷物を手伝うことができてうれしい

同じ道を同じように荷物を運ぶなかにも
こんなにも喜びに溢れる生き方ができる方法はたくさんあるのだと
知ることができてとてもうれしい




  1. 2011/11/04(金) 15:57:23|
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写真の世界

私は知っている
切り取った四角い世界に
ため息の出るような美しい物があったとしても

選ばれなかった現実は必ずあって
それを選んだ人がその世界から削除しようと
何度も角度を変えただろう事を


私は知っている
そんな世界は嘘だと嘲る私と
切り取った人と同意する私と

本当に美しい物と
当たり前に存在し目にいれたくないもの
すべてが同時に在り
すべてが正しくも間違いでもないこと



  1. 2011/11/04(金) 15:36:17|
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