やさしい曇り空

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靴下

ベランダの軒下に
干されている靴下よ
灰色にくすみ
水分を含み垂れ下がり
風に吹かれて
ゆらと揺れ

寒波にすくむ列島の
凍える風に震えても
ゆらと揺れ
ゆらと揺れ

靴下はくたびれていても
明日は誰かの足をあたためるのだろう


あたたかなぬくもりになろうと
ゆらと揺れ





【“靴下”の続きを読む】
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  1. 2011/12/23(金) 16:39:41|
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ガレのヤギ

陶製のヤギの背中には
さざめく生きる草
躍る生きる虫
歌う生きる蝉

前脚と後脚とを括られて
滑らかな白い背中は
作品を照らすライトを
ただ照り返している

何も言わずヤギは
いつまで焦がれているのだろう
たとえ危険があろうとも
生きるが詰まったその世界を

何も言わずヤギは
いつまで見つめているのだろう
その遠くを見るような目で
私の臆病な人生を




※去年のことですが名古屋にある大一美術館でガレの作った「スガンさんのヤギ」を題材にした陶芸を見ました。結構位置が下の方に展示してあったのでしゃがみこんんでヤギと見つめ合ってしまいました(笑) もう一度見たかったのですがその企画展の開催中のは訪れることができず たぶんもう二度とは見ることはないと思うのですが、ときどきヤギの映像が頭に浮かんでくるんです。あのヤギは一番自由に焦がれた状態で時間が永遠に止まっているんだと思うとなんだか切ないです。
  1. 2011/12/20(火) 16:44:16|
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冬の校庭

空は冬の雲
クリーム色の校舎は温みの少ない光を浴びている
所々にひかれたカーテン
黒板に書かれているのはなんだろう

いきなり風が吹く
残り少ない葉が一斉に空に舞い上がり
ゆっくりと落下する

ホイッスルが鳴る
時空を裏返してホイッスルが鳴る

たくさんのジャージが一ヵ所に集まる

振り返ったのはあなたでしたか

笑い返したのは私でしたか


  1. 2011/12/15(木) 17:37:52|
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なんだかどうでもよくなって

なんだかどうでもよくなって
大きくため息ついてみた

あれとこれとは三角で
これとそれとは真っ黒だ
こっちとそっちは最悪で
なかでも自分が最低だ

なんだかどうでもよくなって
「あ~あ」と大きく言ってみた

往きはよいよい帰りは怖い

なんだかどうでもよくなって
それでも私は行くだけだ



  1. 2011/12/08(木) 16:29:07|
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冬の陽


硬い光が照り返し
枝白く輝き
青き空よりも冴え
澄み渡る空よりも冴え


その輝く細い枝を
雀の足がキュッと握る
柔らかな胸の毛を白く硬く輝かせ
四本の爪でキュッと握る




  1. 2011/12/05(月) 23:19:16|
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